連続百名店小説スピンオフ『個人面談』マリモ&ニコ編③(馳走 西健一/焼津)

その後約20分電車に揺られ焼津駅で下車。既に日は暮れかけていて、足湯に入る予定もあったが湯は抜かれていた。フレンチの店は焼津と西焼津の中間寄りにあるためバスでアクセスする。良さげな茶専門店の前で降り、ここでも1杯茶をしばくつもりでいたがラストオーダーを過ぎておりここも空振りとなってしまった。四川飯店の立派な館、そしてその裏手の公園を通りながら店へ向かう。
「あ、さわやか行きたいです」
「こらっ。今日は我慢しなさい」
「冗談ですよ」

  

焼津には日本一が多い。日本一の千手観音像があったり、イメージ無いかもしれないが温泉が日本一の称号を得ている。旅館というよりかはウェルネス系の温浴施設などが充実している。そして勿論魚も、日本トップクラスの水揚げ金額。鮪とか鰹が有名だがそれだけではない。

  

馳走西健一に到着。左側の一番焼き台に近い席は冬でも暑いため2席空けてあり、それらを除いて一番左にタテルらは座った。店名は日本料理店らしいし店主も日本料理店での修業歴(後述)があるが魚介フレンチを出している。2026年は全国で36軒しか選ばれていない食べログGOLDを受賞している。
「ミシュラン三つ星だってSILVER止まりだ」
「ミシュランをも上回る存在なんですね」
「並大抵のことじゃない。ちなみに焼津にはもう1軒GOLDがある」
「36軒しかないGOLDが近くに2軒も⁈」
「コノさんと行ったとこですよね」
「そうそう。さらに言えば静岡市内にもう1軒、天ぷらの最高峰『成生』もGOLDだ。静岡県って美食都市揃いなんだよね」

  

ペアリングはマリモとニコがノンアルコールを、タテルがスタンダードアルコールをフルにて注文した。物語の都合上こう書いているが、筆者は1人で行ってアルコールしか知らないのでノンアルについては他者の口コミを確認してほしい(すごく凝っていて面白そうである)。

  

乾杯は黒葡萄を使ったシャンパーニュ。どっしりと辛口だがその奥に果実の甘みが居る。

  

小さなアミューズというものは無く初手からしっかりめの料理が出る。焼津の蛤を白菜のポタージュに浮かべて、焦がし白菜オイルをかけている。ポタージュは洋の料理として美味いのは勿論、蛤が驚くほど磯臭さが無く、全部旨味に置き換わっている。蛤が苦手なタテルでも美味しく食べられた。
「嫌いな食べ物でもここのなら食える、って実在するんだな」
「よくあることですよ」
「信じてなかった」

  

そういう苦手克服を叶えてくれ得るのが、焼津で60年に渡り営んでいるサスエ前田魚店である。地元民向けに鮮魚や干物、ばらちらしに握り寿司等も提供しているが、全国的には魚の目利きや加工に長けた日本一の魚屋という印象が強い。漁師にはストレスのかからない漁法を伝授し、市場には水槽を設置して漁獲された魚をなるべく野生の状態で保管、手に入れた魚はすぐ処理。そして焼津や静岡が誇る最強の料理人に渡す。彼らは前田氏と「チームサスエ」を組んでいて、夜になると誰かの店に集まり魚料理の研究に没頭することもある。漁師・魚屋・料理人が一丸となって静岡ガストロノミーを構成している。

  

早速違いを実感してみよう。エボダイのフリット。エボダイは火を通すとボソボソするらしいが、サスエの腕でふっくら仕上がっている。衣は薄力粉と米粉をブレンドしてサクッと軽い食感に。唐墨を振りかけ、下にはトマトのソース。これもまた甘みを抱き合わせた酸味がはっきりとあって美味い。

  

ミネラルのある果実味爽やかな白ワインともよく合う。

  

魚介類に関しては日本が一番高品質なのかもしれない。その中でも東のサスエ、西の蛭子丸は先頭を走っている。世界各国の漁師や水産関係者に魚の獲り方・処理方法を伝授し、地球全体で魚介類の品質向上に貢献している。
「南欧なんてポテンシャル高そうだよね。スペインとかポルトガルとか」
「ポルトガル料理って美味しいですよね」
「世界遺産だとジェロニモス修道院が好きです」
「イッテQで撮影が有料とか言われてたやつ?」
「ありましたね。プライベートな撮影はフリーだと思いますが」
「民放キー局でも尻込みするような大金を、企画でやるなら払わないとならない。商魂逞しいのぅ」

  

ビオニエなど4種の葡萄品種をブレンドしたコート・デュ・ローヌの白ワイン。コクが印象的だが重すぎない。そしてこの後のブリに合わせると途端に華やかな蜜の味になるのがまた面白い。

  

肉厚な焼津のブリをヒッコリーの木で燻し、皮を炭火焼きに。下には粒マスタードを敷いて。ナイフを入れる段階から厚みを実感して期待が湧く。脂が縁に滲み出すくらいたっぷりであるが軽やかに食べられる。皮の香ばしさと脂の相性も最高で、綺麗に処理されているからか臭みも無い。

  

「うわぁ、立派な海老!」
次の料理に用いる赤座海老のプレゼンテーション。6尾が活きたまま整然と並び、爪や髭をこちらに向けている。
「また身が綺麗だ。殻の模様が整っていて爪の発色も良い」

  

ここで各々の行きたい場所5選の発表を始める。まずはマリモから。
①マチュピチュ(ペルー)
②モルディブ
③イエローナイフ(カナダ)
④ホイアン(ベトナム)
⑤南極点

「程良くベタ、だけど行きづらいところ多めで選んでみました」
「リゾートとかオーロラとか、お金かかるところ全部経費で行こうとしてるだろ」
「バレました?」
「バレバレだよ。4番目に比較的近場を忍ばせて誤魔化そうとしたのも全てお見通し。やっぱりがめついね」
「はぁ……」

  

南仏の海沿い・バンドールのロゼワイン。桃のような淑やかな果実味。桃の節句に飲みたい1杯である。

  

赤座海老を丸々1尾、フライパンで殻越しに火入れ。目の前で半分に割られるパフォーマンスを含めインパクト抜群、半生の身も程良く蕩けて良い味となる。海老味噌のソースでさらに味を補強する。右下に添えられたセミドライトマトも濃密な甘酸っぱさである。
「大胆な一皿だった。世界中の海老を食べてみたいね」
「海老は海外でもメジャーなんですね」
「赤座海老はスカンピとしてイタリアでも食べられる。ブルターニュのオマール海老、スペインのカラビネーロも名物だ」

  

世界の美食を考えていたタテルが行きたい場所5選。
①ワイン銘醸地巡り:シャンパーニュ→アルザス→南仏→ブルゴーニュ→ボルドー(フランス)
②美食都市パリ&リヨン(フランス)
③2026ベストレストラン1位・Maido(ペルー)
④干し鮑・魚の浮袋などの高級乾貨(香港)
⑤アイラ島(スコットランド)

「欲張りましたね」
「だいたい何故『パリー』と伸ばすんですか」
「兼高氏へのオマージュ。いつも伸ばされていらっしゃったから」
「パリス、ならわかるんですけどね」
「何故パリとリヨンは別立てなんですか」
「美食が主。パリではガブリエルやケイ、リヨンではボキューズにベルナシオン。①は各地が泡、ドライな白、ロゼ、濃い白&軽い赤、重い赤&貴腐と対応していて、コースに合わせるペアリングの順番とも重ねている。シャンプノワーズやド・リル、ベルナール・マグレにラムロワーズ等、各土地のグランメゾンも訪れる」
「何を言ってるのかさっぱりです……」
「そうだね、タテルさんスネ夫くんみたい」

  

そんなスネ夫が特に憧れる山間の土地・アルザスからローリー=ガスマン。アルザスのリースリングらしい柑橘のようなさっぱりとした果実味。

  

「ペルー料理は世界で一番美味い料理と言われている。日本に似て海もあれば山もある。魚もあるし野菜もある。そして穀物が充実している」
「あの辺だと、玉蜀黍とかじゃがいももかですかね」
「だな。じゃがいもなんて品種も多いし料理も充実している」

  

フレンチらしい1皿が登場。ふわふわに拵えた太刀魚の下には、今まさに話題に上がっていたじゃがいものピューレが。3年熟成で甘みを凝縮させてある。バターソースは濃いようだがホワイトポートワインによりさっぱりと仕上げてあって魚の旨味が邪魔されることなく感じ取れる。じゃがいもの甘みも流石であり、花紫蘇や揚げ焼きにした菜っ葉のアクセントも良い。

  

ここでパンも登場。海藻バターは海藻の風味が利いており海街の雰囲気に包まれる。そしてニコが行きたい世界遺産5選を発表する。
①ドゥブロヴニク旧市街(クロアチア)
②シャフリサブス(ウズベキスタン)
③ヴァトナヨークトル国立公園(アイスランド)
④チチェン・イッツァ(メキシコ)
⑤ブラジリア(ブラジル)

「ちょっとマニアックですかね。でも素晴らしい景色が観られたり、面白い文化的背景を孕んでいたりするんです」
「海街も入っていて、古代遺跡に自然に、ブラジリアは逆に現代的なのかな」
「そうです。1960年に荒涼な高原に造成された首都で、著名な建築家が設計したんです」
「オペラハウス的なポジなんだ」
「いずれそういう世界遺産も増えてくると思いますよ」
「日本だと渋谷とか?登録名は『渋谷-地上地下266mの難攻不落な現代迷宮-』とかで」
「……あんまこういう名称に主観入れませんって」

  

赤ワインはボージョレのガメイ。これも渋みのない果実味。さっきから果実味とばかり言うタテル。

  

金目鯛を赤ワインのソースで。美しく加熱され、分厚く適度な歯応えのある身。魚が美味いのは当然だが、付け合わせの大根のコンフィが面白い。日本料理のような出立だが、低温の油で火を通すコンフィという調理法は、湯がく日本料理的調理と比べると大根のえぐみを抑えつつ甘みを出せるものである。柚子の香りも邪魔をしない程度に確と被せてある。

  

「ねえ、俺もう1セット考えた。発表してもいい?」
「今度はどんなグルメでしょう」
「俺をグルメだけの人だと思うな」

  

〜行ってみたいな、でも行けないな、な世界遺産5選〜
①アイル・テネレ自然保護区(ニジェール)
②ジェンネ旧市街&トンブクトゥ(マリ)
③カフジ=ビエガ国立公園(コンゴ民主共和国)
④サナア旧市街(イエメン)
⑤マノヴォ=グンダ・サン・フローリス国立公園(中央アフリカ)

  

「えーっと、まず国を1つも知らないのですが」
「イエメンは中東。後は全部アフリカ」
「マニアックすぎますって」
「ニコ、共通点はわかるか」
「危機遺産ですね」
「その通りだ。しかも治安絡みで危機遺産認定されている」
タテルが選んだ遺産はいずれも外務省から退避勧告が出ている区域にあり、渡航は困難でしようものなら命の保証は無い。
「首都だけならワンチャン行けなくもない。ただ今挙げた場所は全部地方で、中央政府の統治が及んでいないから危険らしい」
「道も整備されてなさそうですもんね」
「旅行記とかも上がってないからな、本当に危険なんだろうね」

  

テネレはサハラの一部であり広大で何も無い砂漠地帯。ジェンネにはほぼ泥でできたモスクがあり、カフジビエガには絶滅危惧種のヒガシローランドゴリラが生息している。どれもが珍しいものであり、武装勢力や密猟者、難民等の脅威に晒され消失するかもしれないものでもある。タテルはそこにロマンを見出した。行くつもりはさらさら無いが、行けるのであれば行きたいと云う。
「アフリカはね、ヒナ主演ドラマの制作時に色々調べたんだよ。恋人の渡航先の国のイメージ作りで」
「ああ、だからお詳しいんですね」
「小さい頃から外務省の海外安全ホームページ観るのが好きなんだ」
「またよくわからないご趣味を」
「アフリカには治安、衛生、医療が整っていない国が多いんだってそこで痛感した。退避勧告の赤文字を見て震え上がるあの感覚が癖になってしまって」
タテルの謎の嗜好に、クイズ女王のニコですらぽかんとしていた。

  

樹齢60年のシャルドネを使用したプイィ・フュイッセ。美酒美食と妄想に酔いしれ、この辺からだんだん気持ち良くなりすぎてしまうタテル。

  

この店のスペシャリテであるパイ包み焼きが登場した。

  

こんがりと焦茶色に焼かれたパイの中には何の魚だっただろうか。ブランソースには胡椒でも散らされていたか。王道フレンチだとバターで重たく仕上げるのだろうが、大葉や飴色玉ねぎなど濃く入りすぎない旨みを用いて魚の味わいを立てる。

  

タテル自身はプロデューサー業に忙しく滅多に行けないが、マリモとニコには積極的に海外へ行ってもらい、その様子を『マリモ&ニコ世界の旅』という題名でTO-NA公式YouTubeに上げる。思い思いの場所にも行ってもらいたいが、タテルとしてはマニアックな国を訪れてほしい。休みに海外旅行する際はその様子を少しだけ撮ってきてもらい、基本はタテルとの合議で訪れる国を決めることにする。第1弾は中国世界遺産スタンプラリーに決定したが、この後をどうするか。マリモもニコも西欧や北米、東南アジアの旅には慣れているが、その他の地域は体力的にも治安的にも一段と難易度が上がる。
「ニコちゃんのクロアチアは行きやすいんじゃない?」
「ですよね。東欧の中でも治安は安定してるでしょうし、観光客も多いですし」
「マチュピチュってどうなんだろう。南米だからだいぶ遠いけど」
「過酷らしいです。移動時間もそうですし、標高があるので高山病に注意です」
「高地順応に時間を割くとなると、2週間近く要するかもな」
「リマやクスコも世界遺産なのでゆったり楽しみます」
「飯も美味いからな、俺も同行するぜ」

  

さて実はここのシェフ、静岡ではなく広島の出である。広島最高峰の名店「馳走 啐啄一十」での修業歴もあり、軟水で仕上げた純米吟醸「蓬莱鶴 萌えいぶき」が最後の1杯に選ばれた。キュービックな入りからひんやりと溶け行く旨みがタテルの琴線に触れる。

  

〆のリゾット、気の大きくなっていたタテルは(そんなつもりないのに)不満足と言いたげな口振りで多めと要求したようで、1食相当のヴォリュームでやってきてしまった。

  

香り高い雑穀リゾットに浜名湖の生海苔を纏わせ、仕上げに焼いたムギイカ(幼いスルメイカ)を一生で食う量載せる。華やいだムギイカの味わいにこれまた華やいだ生海苔の香り。麗しさを表現しつつもどこか漁師飯らしさを感じる。この街に相応しい〆の一皿である。

  

海に思いを馳せていると、イエメンに行きたいタテルは、これまた世界遺産である島嶼部のソコトラ群島なら行けるのでは、と考え始めた。調べてみたがそう簡単ではなく、内戦で荒れる本土を経由する必要があるらしい。

  

「2人が挙げた地は十分難易度の高い場所だ。全部踏破すれば、次は危険な国々への扉が開く」
「危険な国ですか……」
「まあ無理強いはしないよ。でも全ての国を制覇するなら避けては通れない。全土退避勧告が出ている国でも意外と旅行記があって、言うて首都だけなら安全、ということもよくある」
「私は行ってみたいです」
「頼もしいなマリモ。がめついだけじゃなかった」
「それやめてください。やってみます、私は旅行マスターだから」

  

別料金であるが食後酒を追加するタテル。ソーテルヌやコニャックが並ぶ中、静岡の秘境のウイスキー・井川Flora2025が鎮座。2024を飲んだことがあってその時は真っ新で何色にも染まりそう、という感想であったが、2025はシェリー樽原酒をブレンドし垢抜けた。シェリーカスクの香が蜜のような味わいに染め上げた。

  

デザート1品目は桃薫のコンポートと和紅茶のグラニテ。苺なのに桃の香りだなんて冗談を、と思っていたら本当に桃の味であった。ここまで魚介の凄さを愉しんでいたが、静岡のフルーツもまた一級品であることを学ぶ。

  

ここまで只管海外に目を向けていたが、世界を知るには自国のことも知る必要がある。2人には、日本に居る間は日本を堪能してもらう。タテルにできるのは、今日の静岡の茶と魚みたいに、日本各地の美食を味わう機会を用意することである。
「日本のことを知った上で海外のことを学ぶ。比較することでわかることがあるはずだ」
「出会った人に日本の話をすれば、また新しい発見がありそうです」
「人との出会いも旅の醍醐味だもんね」
「信頼できる人とじゃないと痛い目に遭うけどね。でもどこ行っても優しい人は多いはず。最低でも友達196人作ろう」
「国の数だけ作るんですね」
「台湾や西サハラとかも含めたいが」
「タヒチやキュラソーみたいな海外領土・自治領も行きたいです」
「何のこっちゃわからないけど……行き尽くしたいですね世界中を!」

  

最後はミルクアイスに貴重な広島産日本ミツバチの蜂蜜をかけて。汚れの無いフローラルな蜂蜜がミルクと合わさり、何だかキャラメルのような香ばしさが出る。ミルクのコクも引き出され、単純な組み合わせながら確かに相乗効果が観測される。日本茶と共に、日本蜜蜂の蜂蜜も海外旅行のお供にしたいものである。
「土産は酒と蜂蜜とコーヒー紅茶、あとやっぱお菓子だな」
「当たり前のようにねだらないでください」
「世界の蜂蜜は味が濃かったり独特の植物由来だったりして面白い」
「まあみんな食べるか。独り占めしないでくださいねタテルさん」
「あとチョコも。フランスイタリアベルギーのショコラとオーストラリアのマカダミアチョコ、あと最近気になったのがガボンのショコラトリー」
「どこですかガボンって」
「アフリカ」
「好きですね。行ったらどうです」
「潔癖が……」

  

世界に誇れる焼津の魚を堪能し、しこたま酒を飲んでも会計は3万円台前半に収まった。少し燥ぎすぎてしまった一行は謝りながら店を出てタクシーに乗り込む。日本のことも世界のことも学べた刺激的な1日が終わろうとしている。
「旅は楽しいですね。お仕事でもいっぱい旅できるの、すっごくワクワクします!」
「調子に乗って睡眠薬盛られたりパスポート失くしたりしないように」
「気をつけますって」
「日本が如何に平和か、も思い知ることになりそうですね」
「全世界が平和になれば、自由に観光できるのに。そう思って俺はあの作品に心血を注ぐ」
「ヒナさんのご卒業制作でしたっけ?」
「そうだ。広島を舞台にしたな」

  

その後正式に『マリモ&ニコ世界の旅』が始動。第1弾「シルクの発つ街」では西安にて世界遺産シルクロードの構成遺産や兵馬俑をリポート。名は高いが態々行かないような場所を選んだことが、世界遺産マニアの中で注目を集めた。第2弾のドゥブロヴニク&モスタル編は、美しい海街とボスニア紛争の爪痕という落差のある2件を取り上げ意義深い作品とした。第3弾は「ようこそアフリカへ」と称してエチオピアを巡る予定である。

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