パン百名店アニメ『しん・あんぱんまん』3.ちゃばた姫と志摩丹の紙袋

登場キャラクター
あんぱんまん(cv.綱の手引き坂46ミレイ)…この世界を守る英雄。だがぶりっ子が独特。
ナトキンマン(cv.タテル)…あんぱんまんの永遠の敵。納豆菌でぱん工場をぶっ壊す!
どきどきチャン(cv.綱の手引き坂46ヒナ)…マイペースな女の子。ナトキンマンの家に居候。
はむオジサン(cv.山寺宏一)…あんぱんまんの生みの親。好物は加工肉と三鞭酒。
ワタコさん(cv.平野綾)…はむオジサンとは事実婚の関係にある。好物はコノワタと日本酒。そのためはむオジサンとは晩酌の内容を巡ってしょっちゅう喧嘩する。
よーぐると(cv.山寺宏一)…あんぱんまんに助けられぱん工場で飼われることになった猫。

ナトキンマンとどきどきチャン、初めて2人であんぱんまんの世界に侵入する。目標のぱん工場が見えてきたところで早速ナトキンマンがけしかける。
ナトキンマン「行け!ぱん工場を納豆菌で機銃掃射だ!」
どきどきチャン「なぁにきじゅうしょうしゃって?」
ナトキンマン「うるさい!とにかく俺のやり方に従ってろ!」
どきどきチャン「自分じゃ何もできないくせに」
しかし屋根の上で寝ていたよーぐるとに見つかり鳴かれたため、巨大で透明なシールドでぱん工場は保護された。それに気づかない2人は強く跳ね返されてしまった。
どきどきチャン「何でこうなるの〜⁈」
ナトキンマン「覚えてろ〜!」

危機を脱したぱん工場の者たちは、おめかしをして都心の百貨店にお出かけする。
わたこサン「私たちがこういう格好するの、慣れないですよね」
はむオジサン「でも似合ってると思うさ。今絶対視聴率1%上がったと思うよ」
あんぱんまん「あたちカワイイ?」
はむオジサン「あんぱんまん、それだけはやめておくれよ。うさ耳なんかつけちゃって」
あんぱんまん「えー、ダメですか?」
わたこサン「せめてうさ耳はとって。そんなのしてデパート行く人いないから」
あんぱんまん「はーい」

志摩丹に到着した一行。
店員(cv.COWCOW多田)「志摩丹にようこそ!」
はむオジサン「紙袋柄のスーツだ!ほしい!紳士服売り場はどこですか?」
わたこサン「はむオジサン、今日は食べ物を買いに来たんですよ。服見てる暇はありません」
あんぱんまん「いいじゃないですか。私も服見たいです」
わたこサン「あなたにはそのマントがお似合いよ」
あんぱんまん「もっとあざとカワイイ服がほしいです」
わたこサン「急に衣装変わると視聴者さんびっくりするから。スポンサーさんからも怒られるし」

ナトキンマン「おい、ずべこべ言わないで早く攻撃してくれよ!」
どきどきチャン「その言葉、そっくりそのまま返します」
ナトキンマン「お前が話しかけてくるから!」
どきどきチャン「気にしないで攻撃すれば良かったじゃん」
ナトキンマン「そんなこと言われても…」
どきどきチャン「早よやれや!」

食事を済ませ、いよいよメインイベントであるパン祭り。その中でも一段と大盛況の店を訪ねる。
ちゃばた姫(cv.田畑智子)「いらっしゃいませ!」
はむオジサン「おやおやちゃばた姫、大賑わいだね」
ちゃばた姫「おかげさまで」
はむオジサン「美味しそうなパンが揃ってるね。今日は何がオススメ?」
ちゃばた姫「小松菜とゴルゴンゾーラ、クルミを入れたチャバタ、ぜひお試しください」
はむオジサン「じゃあそれと…」
ナトキンマン「な〜にぬね〜の!」
ちゃばた姫「ナトキンマン⁈」
どきどきチャン「どきどきチャンもいまーす!」
はむオジサン「どきどきチャン…何者だキミは?」
ナトキンマン「いいからそのパンをよこせ!」
あんぱんまん「これはみんなのパンだよ」
ナトキンマン「うるさーい!ずべこべ言わないでよこすんだ」
わたこサン「素直に金出して買えばいいだけしゃん」
ナトキンマン「金とか夢のないこと言うな!これでもくらえ!」
パン祭りの会場中に納豆菌ボンバーを撒き散らすナトキンマン。
はむオジサン「パンが全部腐る!」
あんぱんまん「やめるんだ、ナトキンマン!」
ナトキンマン「知るか!」
何とかボンバーを受け止め続けるナトキンマンであったが、隙を見せたところに納豆菌シャワーを食らってしまった。
ナトキンマン「顔がネバネバで力が出ない…」
わたこサン「大変!すぐ新しい顔を焼かなくちゃ!」

地下駐車場に停めてあったあんぱんまん号に乗り込み、急いで新しい顔を焼く。一方であんぱんまんを倒した(と思い込んでいる)ナトキンマンはパンの横取りに成功した。
ナトキンマン「さあ今日ははむオジサンに代わって俺様が相手してやる。小松菜チャバタ…美味しいけど重い!じゃことか入れろ!」
ちゃばた姫「無銭飲食しておきながら何てことを…」
泣き出すちゃばた姫に、ナトキンマンは容赦しなかった。

ナトキンマン「何だこのオニオンパンは?タルタルソースの味しかしない!わしゃ玉ねぎを味わいたいんだ!カレーパンは外側のあられみたいなやつが歯につくな。カレーも普通だし。ミートパイも肉感が足りん!もっとソーセージを入れろ!あとショコラオレンジはオレンジとショコラがバラバラで…」
どきどきチャン「うるさいわね、黙って食べて」

店員「やーい、お前みたいなネチネチ野郎にはこれでもかけてやろうか」
味噌汁をぶっかけられネバネバ成分を奪われたナトキンマン。
店員「納豆のネバネバ味噌汁に漬けると…とれる!アタリマエ体操〜」
ナトキンマン「ふにゃー」
ちゃばた姫「くらえ!ちゃばたふりすびー!」
ナトキンマン「イタ、イタ、痛い!」
わたこサン「あんぱんまん、新しい顔よ!ソレッ!」

(ファンファーレ)
あんぱんまん「元気301倍!あんぱんまん!」

ナトキンマン「なぬ…」
あんぱんまん「もう許さないぞ、ナトキンマン!」
ナトキンマン「まだまだ!」
三脚・吊り革・釣竿・ハエたたき・トング・ジュークボックスなどを手に食らいつこうとするナトキンマン。もうめちゃくちゃである。
あんぱんまん「あーん、ぽう!」
ナトキンマン「ねばねばきーん!」
どきどきチャン「待ってよナトキンマン!紅茶メロンパンは美味しかったよぉ!紅茶の味とフランボワーズが合う〜!」
ナトキンマン「悪かったよぉ!レモンあんのパンもレモン味が心地良かった〜」
あんぱんまん「去り際よう喋るな」

平和が訪れた志摩丹。はむオジサンらはちゃばた姫のところで沢山のパンを買い帰った。
はむオジサン「他の店も見たかったけど、どうしても同じところでいっぱい買っちゃうね」
わたこサン「まったく。でもいっぱいポイント貯まったね」
はむオジサン「それであんぱんまんは何を買ったんだい?」
あんぱんまん「あたち?あたちは養命酒買った」
わたこサン「またそんなもの買って。パトロール前に飲んじゃダメよ」
あんぱんまん「わかってますって」
はむオジサン「酒好きの血、受け継いだみたいだね」
一同「アハハハ」

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