グルメすぎる芸人・タテルと人気アイドルグループ「綱の手引き坂46(旧えのき坂46)」のエース・京子。2人共1997年生まれの同い年で、生まれも育ちも東京。ひょんなことから出会ってしまった2人の、ラーメンと共に育まれる恋のようなお話。今宵、人気番組『浜千鳥の神連チャン』に出演。
神連チャン、そして浜千鳥OUTキョコってるINまであと5曲
〜LEVEL6〜
①CAN YOU CELEBRATE?/安室奈美恵
②春〜spring〜/Hysteric Blue
③マネキンの制服/希典坂46
④ノイジーマイノリティー/榎坂46
⑤ハニホトイロハ/綱の手引き坂46
京子「先輩グループですね。希典坂さんの『マネキンの制服』でお願いします」
大吾「ああ、大勢で歌ってるフリする歌か」
ドアノブ「大勢とか言うな。それに何だ『歌ってるフリ』って」
山家「てかまたラーメン食っとるし」
ドアノブ「今日2杯目⁈よく食べるな2人とも」
濱内「京子ちゃんの食べ方綺麗だな」
テロップ「速いテンポの中音程が細かく変化」
スタッフ「今のラーメンは?」
京子「あ、三鷹の『健やか』さんの塩ラーメンです」
タテル「これまたすごく美味でね。MCの皆様も食べに行ってみてください」
濱内「食べに行きます!」
山家「行かんやろ」
〜〜〜〜〜
休日作業の代わりに木曜休みを取得したタテル。京子と共に三鷹駅に降り立つ。開店時刻に到着すると半分ほどの客入りだったためすんなり入れた。しかし京子は珍しく不安げな顔をする。
「タテルくん、先輩の曲ミスったら私叩かれるかな…」
「あるよなそういう風潮」
「テンポ速いからちょっと危ない」
「でも京子が格好良く歌う姿、すごくイメージできる」
「ホント?」
「もちろんさ。希典坂の中でもクールでメッセージ性が強いでしょ?思い込めて歌えば批判なんて怖くないと思うけど」
「勇気出た。ありがとう」
ラーメンがやってきた。スープは椎茸やゲソがよく効いているようで、塩ラーメンにしては濃いめである。麺と合わせてちょうどよい加減になる。塩ラーメンは単調になりやすい中、力強く仕上げたこの1杯はものすごく印象的である。
豚チャーシューは甘辛玉ねぎの味が特徴的でこれまた強い。一方で鶏は臭みが感じられたので胡椒をもう少し多めに纏わせると確実かと思われる。
「すごく美味しかった!」
「ね。また来たい」
そこへ1人の女性が声をかける。
「京子さーん」
「あれ?」
〜〜〜〜〜
京子「憧れの先輩の曲ですから、外す訳にはいかないですね。これ外したらもう芸能界引退です私」
ドアノブ「大きく出たね」
タテル「ちょちょ…ちょっと待って京子、引退は勘弁してくれ」
京子「私外さないので」
山家「くだらない」
大吾「何千回と擦られた名言」
京子「それよりタテルくん、実は東大出てるんですよ」
濱内「えっ?すごいじゃん」
大吾「だから何?」
京子「ものすごく頭良くて、もっとクイズ番組出てほしいなって思ってて」
タテル「そうなんだよ、俺できるのに声がかからない。ネプリーグの東大チームに入れてほしい」
大吾「そう言う奴ほど大したことないんだから」
タテル「こうくんより俺の方ができる」
山家「他人を下げて自分を強く見せようとしてるだけやん」
京子「神連チャンさんって今カラオケかスポーツしかないじゃないですか。今後はクイズ系の企画も加えていただいて、そこでタテルくんに活躍してもらいたいです」
ドアノブ「お断りします。俺らが決めることじゃないかもしれないけど」
濱内「需要あると思いますけどね」
大吾「あるか!」
京子「今年の目標は2人で同じステージにいっぱい立つこと。YouTubeやりつつタテルくんがクイズ王になって、私も歌とお芝居頑張って、年末にはお互い『タテルくんがいたから』『京子がいたから』頑張れたって、胸を張って言いた…」
〜何かを飲むタテル〜
京子「タテルくん!ここで正露丸飲まないで!臭うんだけど!」
タテル「ごめんごめん、胃腸整えておきたかったんだ」
京子「人前で飲むものじゃない!」
ドアノブ「やりたい放題やなコイツ」
大吾「松本明子以来の臭い系ボケ」
山家「何か変な空気なったぞ!」
ドアノブ「ここで終われ!」
大吾「クイズ連チャンやってもいいけど、タテルはキャスティングするな」
濱内「イジメじゃないですか」
ドアノブ「視聴者の皆さん相当苛立ってる」
濱内「歌始まりますよ」
〽︎一歩目を…
ドアノブ「歌は上手いのよ」
山家「マジでタテルとかいうキモ男と連まないでほしい」
〽︎恋をするのはいけないことか…
大吾「たいそうなこと言うとるな」
濱内「歌詞ですから」
〽︎大人に邪魔をさせない…
大吾「これ踊りながら歌えるか?」
濱内「今そこはいいでしょ」
ドアノブ「ヤホコメのジジイやん」
〽︎マネキンは制服に着られてる
京子「やったぁ!」
〜目を見開く京子〜
タテル「心臓に悪いよ…良かった引退ならなくて」
京子「言ったでしょ、私失敗しないって」
タテル「本当はちょっと不安だったでしょ?」
京子「…まあそうだけど」
濱内「か…可愛い」
山家「気持ち悪いな!」
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