うどん百名店ラジオ『サマリナウドンラジオ』#9

天王洲のラジオ局・enterifmで毎週火曜日の23:30から放送されている、綱の手引き坂46のメンバー・サリナ(25)とマナ(24)がお届けするラジオ番組『サマリナウドンラジオ』。

「ただいマナ!綱の手引き坂46のマナです!」
「おかえりなサリナ!綱の手引き坂46のサリナです!」
「サマリナウドンラジオ、今週もやっていきましょう!」
「先週に引き続きこの方も一緒です!」
「はい、綱の手引き坂46の京子です!」
「今日もいい声、ありがとう」
「いえいえ」
「京子はラーメン好きだけど、うどんも食べたりするの?」
「食べる。麺類全般が好きだから。でも最近は太るといけないから避けてる」
「確かにね。体型維持は大変。私も舞台プラレールはお腹出してやるから、絞らなきゃで苦労した」
「私みたいに青汁飲むといいよ。内面からキレイになれる」
「青汁いいね。今度飲ませて」

「ということで今日最初のコーナーは、『舞え!ケセランパサラン』」
「巷にある『か弱そうだけど強い物』を紹介するコーナー!」
「今日のお便りは、愛知県にお住まいのラジオネーム『Mrs.シャチホコ』さん」

我が家の近所には、細い幹で高くそびえる1本の木が立っています。風が吹くと今にも折れそうなくらいしなるのですが折れません。そんな木を見て、僕は挫けそうな時も気合いを入れ直して頑張ってきました。
ある日台風が来て、今までにない強い風と雨に見舞われました。さすがにその木も折れているだろうと心配していましたが…なんと健気に残っていました!そして今もスクスクと育っています。僕も負けないように枯れないように生きていきます!

「待って、めっちゃ素敵な話!」
「やばい泣けてきた…」
「陸前高田の一本松もそうだけど、木って本当生命力強いよね」
「私たちもこの木のように逞しくいたいね。でも京子はものすごく逞しいと思うんだ」
「そう?」
「ソロライブやったのもすごいし、大御所さんの前でもいつもの京子として喋ってる姿、素敵だと思う」
「そうそう。臆せず自分を出せているところが素晴らしい」
「肝据わってる。さすが自慢の相方」タテルまで京子を褒める。
「照れるなぁそんなこと言われると」嬉しそうな京子。

「ちなみに京子は何か『ケセランパサラン』みたいなものある?」
「んー…タテルくんかな」
「俺?」
「運動神経とか良くないしすぐいじけるしでめっちゃ弱そうなんだけど、信念を曲げず活動してるとこが素晴らしいな、って」
「いやぁ照れるって」
「京子もタテルさんも、褒めるとすぐ照れる!」
「相思相愛だね。では次はマナのコーナー、『Mana’s English Box』」
「リスナーの皆さん自慢のエピソードを、マナが英語で総括するコーナー」
「本日のお便りは、兵庫県にお住まいのラジオネーム『六甲嵐』さん」

聞いてください!この前ラーメン屋の行列に並んでいたら、次の次っていうタイミングで前の客の連れがやってきて割り込まれました。おかげで10分も余計に待つことになりました。この日はずっとモヤモヤした気分で過ごしました…

「何コレ、めっちゃ腹立つ」
「京子、おこです」
「行列のできるラーメン屋は代表待ち禁止!だよねタテルくん」
「そうそう。客同士のトラブルに繋がるし、自分だけ待たずに入れるなんてズルい」
「そう、『ズルい』です。なので今日のフレーズは…」

He is as sly as a fox.

「slyが『ズルい』という意味で、原級比較の構文になっています。比較対象はfox、つまり…」
「はいはい、はーい!」京子が舞い上がる。
「どうした急にテンション上がっちゃって。じゃあ答えどうぞ」
「キツネ!」
「そう、キツネ。キツネといえばずる賢い、これは万国共通の考え方のようです」
「気持ちはわかるけど、みんな並んでるんだから、自分だけ得しようとしちゃダメ!みんな平等にね!」
「ところで京子は最近覚えた英単語とかある?」
「それこそfoxは昨日覚えました」
「昨日⁈今までキツネは何だと思ってたの?」
「kon」
「鳴き声じゃん!」
「英語マジで苦手。だから知ってるの来て興奮しちゃった」
「それもまた、京子らしいけどね。さあ最後のコーナー…」
「ごめん、もう時間だ」
「えっ⁈」
「今週はうどんなし!」
「…初めての事態だ」
「長く喋りすぎてしまった、ごめんなさいリスナーの皆さん!」
「じゃあ音楽だけでもかけましょう、日向坂46で『キツネ』」

「ということであっという間にエンディングです。いや、あっという間すぎます」
「最後は時間なくなってしまい申し訳ございませんでした」
「そして京子ちゃん、2週に渡りお付き合いいただきありがとうございました。どうでしたか収録振り返って?」
「楽しかった。こうやってメンバー同士で喋ること、あまりなかったからもっと喋りたいくらい」
「また来てね」
「はい、ありがとうございました!」
「明日も素敵な1日になりますように。バイバイ!」

こぼれ話
「今日紹介するはずでしたうどん屋さんは、またしても京子の地元・練馬区にあります『手打ちうどん長谷川』さん」
「まあでも今日は飛ばして良かったかもしれない」謎のフォローをするタテル。「僕には酸っぱすぎた、ここのうどん」
「酸っぱい?」
「妙に酸っぱかった。麺にもあまり特徴ないし。ラーメンっぽくて美味しそうなんだけどね」
「タテルくん、ここでは辛口評価控えてよ」
「店内も何か落ち着かない雰囲気で、あまり楽しめなかった…」
「ごめんねサリちゃんマナちゃん。タテルくんはこれが通常運転なんだ」
「いやいや大丈夫。たまにはこういう回もあるよ」

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