うどん百名店ラジオ『サマリナウドンラジオ』#10

天王洲のラジオ局・enterifmで毎週火曜日の23:30から放送されている、綱の手引き坂46のメンバー・サリナ(25)とマナ(24)がお届けするラジオ番組『サマリナウドンラジオ』。

クヮックヮックヮッ…
シャンシャンシャンシャンシャン…
「ただいマナ!綱の手引き坂46のマナです!」
「おかえりなサリナ!綱の手引き坂46のサリナです!」
「サリちゃん、何このオープニング?」
「雨の音を楽しんでもらいたくて、インドネシアの民族楽器を持ってきました〜!」
「サリちゃんらしいなぁ。癒されるけどね」
「ジャワネットさりなでは、これら楽器を3980円で販売しています!0120-×××-×××までお問い合わせを!」
「ウソですよ、問い合わせしてこないでくださいね」

「雨が続くねぇ」
「梅雨だからね」
「これあるあるかな?折りたたみ傘持ってると雨降らなかったり、急に雨降ってきたからコンビニで傘買うと途端に雨が止む、とか」
「あるね。家出た途端雨が強くなるとか」
「まあでも明けない梅雨はないから、頑張って乗り越えましょう!朝ごはんは絶対食べる!私は米と納豆派!マナちゃんの朝ごはんは英国式?」
「そうだね。目玉焼きにベーコン、ウィンナー」
「ウィンナーは端っこを切って…」
「その話やめてよ〜」
「では今日も企画行きましょう、『舞え!ケセランパサラン』」
「リスナーの皆さんの身の周りにいる、か弱そうに見えて強い人・モノを紹介するコーナー」
「最初のお便りは、埼玉県にお住まいのラジオネーム『ハライチのガビーン』さん」

私の住む街には自慢の町中華があります。そこの店主は1人で店を切り盛りしているのですが、腰が曲がっていて耳が遠く、歩くのも億劫そう。客がすすんで料理の配膳および皿の返却を手伝うほどです。
でもこのおじいちゃん、実はすごい人!原宿にある四川料理の名店でシェフを務め上げた、陳建民さんの技を受け継ぐ巨匠なんです!担々麺・チャーハン・麻婆豆腐…何食べてもめちゃくちゃ美味い!サリちゃんマナちゃんにも食べに来てほしいです!

「美味しそう、中華料理!」
「パラパラのチャーハン、食べたいなぁ」
「でも1人で調理から接客までやるの大変そう…」
「どうなんだろう?ここは食に詳しいタテルさんに聞いてみましょう」
「まあまず厨房は熱気がすごいから、体力は奪われるね。それに中華鍋って重たいから、振るのも一苦労。パラパラのチャーハンを作るためには強い力で何度も振らないといけない」
「すごいなぁ、おじいちゃん!」
「応援したくなるよね。食べに行きたい!いや、食べに行きます!」
「末永く元気に続けてほしいですね!それでは次のお便り。東京都にお住まいのラジオネーム『空まで伸びる木』さん」

(中略)

「では2週間ぶりにメイン企画行きましょう、『僕の私の美味しいうどん』!」
「皆さんから寄せられたお悩みを、美味しいうどんで解決するコーナー」
「本日のお悩みは、東京都にお住まいのラジオネーム『ヒゲダン好き』さん」

僕は牛丼屋でバイトをしていますが、深夜に働くためワンオペになることが多いです。お客さんは少ないとはいえ、頼れる先輩店員もいない状態で接客から調理まで全て行うのは心細いし不安です。お2人は1人で寂しいときどう対処していますか?

「こっちもワンオペか」
「1人でやるってホント大変だよね」
「私たちはグループにいるけど、外仕事は1人で行くこともあるから気持ちはわかる」

1人で任せてもらえるということは、それだけその人に信頼がある証だと思う。必要とされている人なんだよ。人間生きていて一番つらいのは、必要としてくれる人がいなくなったとき。

「サリちゃんの言葉、重みがあるなぁ」

でももちろん無理をしてはいけない。できない時はできないってはっきり言おう。そして今日紹介するうどんは、ワンオペで奮闘する店主のいるお店を選びました。参考になるかな?
「それでは今日のうどん、発表してください!」

東村山市にあるこげらさん!
「おめでとうございます!」

高田馬場から電車で20分ちょっとの場所にある多摩地域の市。志村けんさんの地元として有名です。
久米川駅で降りてバスに乗り、東大和清水郵便局で降りて団地方面に歩くとある小さなうどん屋。エリア的には武蔵野ですが、ここでいただけるのは讃岐うどん。少し塩気の効いた麺が良質なお出汁を引き立てます。太めの麺ではありますが細い箇所もあったりしていてさまざまな食感を楽しめるのも大きな特徴。


ここに来たらこげらセットを注文しましょう。出汁で炊き込んだご飯と生卵、そしてちくわ天またはゲソ天がついてきます。ゲソ天は特大サイズで、なんとハサミで切って食べます!大きいのでその分イカのクセもありますが、わずか600円でお腹いっぱいになれます!
店主はワンオペですがとても温かいお方。その場にいる全員がこげらセットを注文したためテーブルに人数分ご飯と生卵を置いてセルフサービスにしたり、冷蔵庫を閉め忘れて近くに座っていた客に閉めさせたりすることはありますが、全て許せてしまう人柄の良さ。癒されること間違いなしの名店です。

「面白かったし美味しかったよね。これこそオモウマイ店だよ」
「幸せな気持ちになれたね。ただ注意点として、営業時間が11時〜13時ととても短い上、ご飯がなくなればこげらセットが、麺がなくなれば営業自体が終了してしまいます。訪れる際は開店間際を狙うのがオススメです」
「志村けんさんの足跡を辿るついでに、ぜひ行ってみましょう!Then, let’s listen to a song. “What Makes You Beautiful” by One Direction」

「今日もあっという間にエンディングのお時間です」
「1人で頑張る人たち、素敵でしたね」
「私たちももっと自分磨き頑張ろう」
「たくさんの人に愛される人になるために!みんなも頑張ろうね」
「明日も素敵な1日になりますように。バイバイ!」

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